醍醐寺/ダイナースクラブ 文化財修復プロジェクト

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修復プロジェクト対象文化財:詳細

D002. 大輪明王曼荼羅図

大輪明王曼荼羅図

大輪明王曼荼羅図 説明図

部分解説

【A】 月輪…大輪明王(転法輪菩薩)
【B】 八輻輪(はっぷくりん)…金剛手・文殊・虚空蔵・纔発心転宝輪・観自在・虚空庫 ・金剛拳・摧一切魔
【C】 内院…四波羅蜜菩薩(しはらみつぼさつ)
【D】 第二院…金剛薩埵・降三世明王・観音・虚空蔵・内供養菩薩
【E】 第三院…四摂(ししょう)菩薩・外供養菩薩
【F】 外院…三重院の四周を赤地細草で区切る外院。上辺の三尊のみが残る。

両手を頭上に振り上げた「大輪明王」(弥勒菩薩の別のお姿)を中心に、8つの車輻を持つ「法輪」に八大菩薩を配した「大輪明王曼荼羅図」は、日本に唯一現存するといってもよい、貴重な図像です。痛みが激しく、掲げることができない状態で非常に残念です。
(修復について)きちんと掲げられるように修復し、霊宝館等で公開し、ご覧いただければと願っております。

制作年代 鎌倉時代後期
指定の種別 なし
指定名称 なし
員数 1幅
安置場所 霊宝館収蔵庫
像高等 111・3×88・7
品質構造等 絹本著色。
銘記等 (巻留墨書)大輪明王曼荼羅、醍醐寺
備考 中尊円輪別絹貼付。

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