醍醐寺/ダイナースクラブ 文化財修復プロジェクト

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修復プロジェクト対象文化財:詳細

D008.襖絵 堂本印象筆

《桜花と杉樹》8面の内左から1つ目と2つ目

《桜花と杉樹》8面の内左から3つ目と4つ目

《桜花と杉樹》8面の内左から5つ目と6つ目

《桜花と杉樹》8面の内左から7つ目と8つ目

《桜花と杉樹》8面の内左から4つ目に描かれた八重桜

《桜花と杉樹》8面の内左から8つ目に描かれた八重桜とコマドリ

《桜花と杉樹》と《楓樹と流水》三宝院純浄観に納められていた当時の様子

 醍醐寺には、古くから伝わる文化財だけでなく、明治、大正、昭和から現在も価値のある多くの文化 財が作られています。それらの中にも修理修復が必要なものも数多く、今回、昭和の時代に描かれ た堂本印象筆の襖絵の修復を行うことにしました。
 大正から昭和にかけて活躍した日本画家、堂本印象(1891-1975)が、三宝院純浄観(重文)のため に描いた襖絵。彩色画『桜花と杉樹』、水墨画『水郷』など 44 面からなる。
 制作からすでに 100 年 近く経過しており、絵の具の剥離や、経年劣化による染みなどがみられる。後世に伝えるため、今、 修復を行うことが大切であると考える。
(修復について)剥落止め、染みの除去などを行い、より健全な状態で後世に伝えていくことがで きるようにする。

制作年 昭和 11 年(1936 年)
指定の種別 なし
指定名称 なし
員数 44面(22枚)
安置場所 霊宝館収蔵庫
品質構造等 紙本著色・紙本墨書 襖貼付
その他 三宝院純浄観(重要文化財)に昭和 11 年(1936 年)から 平成 10 年(1998 年)まで納められていた。
以降、霊宝館 で保管されている。

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