ご挨拶
醍醐寺開創1150年
慶讃大法要について
今年は「醍醐寺開創1150年」の記念の年となります。
記念法要は令和6年11月14日開白、同18日結願にて5日間の大法要といたします。
基本方針として、醍醐の継承すべき3つの法流、すなわち真言密教・恵印法流・竪義などの顕教を彰かにする大法要といたします。よって、開白には、鎮守法楽に続き東大寺さまご親修のもと「竪義会」を行い、2日目には「恵印法要」。3日目の中日には「庭儀舞楽大曼荼羅供」、4日目には真如苑さまの「慶讃法要」、結願は「柴燈護摩供」を予定しており、これに開山大師・准胝如意輪両観音、さらに観賢・義演両大徳の顕彰法要、麻生文雄 第百二世座主の十三回忌法要を加えて参ります。
さて、現在の醍醐寺山内を一望するとき、その景観や設備において整備を要する場所が散見されます。その一つは仁王門内南北に広がる一帯です。先の台風による倒木で、一部に民家が見え隠れし、境内聖域としての景観が損なわれております。また、桜の馬場の老木となった桜の植え替えも必要となっております。また、境内のお手洗いの問題も早急な対応を求められております。
これらの事業を一気に行うことは難しいので、仁王門の北側一帯の整備と桜の植樹事業を展開し記念事業として参ります。
その中で、金堂西の一帯は旧三宝院跡地で灌頂堂などが建てられていました。この一帯を「法流の杜」として整備いたします。ここには多数の桜植樹を施していく計画であります。桜植樹については、多くの方々のお力を得たく存じておりますので、よろしくお願いいたします。
要綱は下の通りですが、ご奉納頂きました皆様のご芳名はプレートに明記し末永く顕彰してまいります。また、大法要には11月16日厳修の「庭儀舞楽大曼荼羅供法要」にご参座いただけるようにいたします。
よろしくお願いいたします。
總本山醍醐寺 第百四世座主
壁瀬 宥雅
醍醐寺開創1150年 慶讃大法要
令和6年
令和6年11月14日(木)
開白
鎮守法楽大般若転読法要
(下醍醐・清瀧宮拝殿)
竪義会平座理趣三昧法要
(下醍醐・金堂)
如意輪観世音供 並 醍醐寺
第1世観賢大徳
1100年忌平座理趣三昧法要
(上醍醐・開山堂)
竪義会(華厳宗大本山 東大寺)
(下醍醐・金堂)
柴燈大護摩供
(上醍醐・五大堂前柴燈護摩道場)
令和6年11月15日(金)
恵印三昧耶法要
(下醍醐・金堂)
開山理源大師
報恩謝徳平座理趣三昧法要
(下醍醐・祖師堂)
令和6年11月16日(土)
中日
庭儀舞楽大曼荼羅供法要
宗内功労者表彰式
(下醍醐・金堂)
令和6年11月17日(日)
慶讃法要(真如苑)
※真如苑様による法要でございます。
決められた方のみの参列となります。
(下醍醐・金堂)
令和6年11月18日(月)
結願
鎮守法楽 神祇講式
(下醍醐・清瀧宮拝殿)
准胝観世音供
並 中興准三后義演座主400回忌
第百二世座主文雄大僧正13回忌平座理趣三昧法要
(下醍醐・金堂)
柴燈大護摩供
(下醍醐・柴燈護摩道場)
※上記予定は変更となる場合がございます。
醍醐寺開創1150年 記念事業 令和の大植樹 ご寄進のお願い
醍醐寺は、京都府京都市伏見区にある、世界文化遺産の寺院です。
豊臣秀吉がその最晩年に催した「醍醐の花見」が有名で、
現在も例年22万人の観光客が訪れる京都における花見の名所として知られています。
1150年の歴史を持つ醍醐寺は、京都府下最古の木造建築物である
国宝の五重塔をはじめ15万点に及ぶ文化財を保有しています。
世界共通の資産である世界遺産 京都・醍醐寺の文化資産を次世代に確実に継承し続けるために
醍醐山の整備と史跡調査に寄与すべく、令和の大植樹事業を行います。
醍醐寺の維持・保全や地域社会への貢献、観光資源の向上など、さまざまな面で皆様のご協力が必要です。
皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
大規模植樹や歴史継承には
多額の費用が必要です!
台風被害にあった地に
桜の植樹を行う
台風被害の様子
醍醐寺は、2018年9月4日に上陸した台風21号によって甚大な被害を受けました。
強風により、上醍醐と下醍醐でスギやマツなどおよそ3,000本に及ぶ倒木や醍醐寺を取り巻く白壁塀の損壊、南門や下醍醐清瀧宮などの建物も損傷を受けるなど、被害総額は、およそ4億6000万円にのぼりました。
現在も引き続き復旧作業を進めていますが、台風前の姿に戻すにはまだまだ時間も資金も必要な状況にあります。
太閤秀吉が愛でた
醍醐の桜を再び
醍醐山に美しい桜を取り戻します
慶長3年(1598)の春、太閤秀吉は花見に際して近畿一円から700本もの桜を取り寄せて全山を桜で埋め尽くし、三宝院の建物と庭園を造り、盛大な花見の宴を開きました。この<醍醐の花見>には息子・秀頼や正室・北政所、側室の淀、三の丸など女房衆1,300人余りが参加したといわれています。
晩年、体力の衰えを感じ始めた太閤秀吉は、醍醐寺に伝わる祈りの心に触れ、自分を支えてくれた人々への「感謝の心」を込めてこの花見を行いました。
上醍醐へ向けて樹木整備を進めることで太閤秀吉に愛でられた醍醐山の姿を取り戻して参ります。
画像出典: 重要文化財『醍醐花見短冊』
安土桃山時代 醍醐寺蔵
令和の大植樹計画
醍醐寺には日本文化の歴史と伝統を象徴する「本物」が多く存在します。
歴史を振り返ると、数々の自然災害や火災、戦乱などの被害を受けながらも、「その時代を生きてきた先人たち」の知恵と工夫によって守られてきたものばかりです。
そうして1150年の間先人により受け継がれてきた「法流」、「文化財」、「祈り」を、今を生きる私たちがしっかりと受け止め、次世代へ繋いでいくことが大切であると考えています。
台風被害の後、100年先1000年先を見据えて策定された「醍醐寺保存活用計画」に基づき、金堂西側の旧三宝院・灌頂堂跡地を「法流の杜」として整備し、「法流継承の証」として参ります。
同時に文化財、祈りの世界の伝承として、先人たちの想いを受け継ぎ、倒木被害跡地に桜などの植樹を継続していき、「花の醍醐」としての姿を取り戻していきたいと考えています。
醍醐山全体を寺域にもつ広大な伽藍と、数多くの国宝・重要文化財を含む15万点に及ぶ寺宝を有する醍醐寺を守るためには多くの困難があり、皆様のご協力が必要になってきます。
多くの皆様の温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
大規模植樹や歴史継承には
多額の費用が必要です!
令和の大植樹 ご寄進
ご待遇
醍醐寺境内から上醍醐の槍山に至るまで、桜を植樹し太閤秀吉に愛でられた美しい醍醐山の復旧
/ 整備に活用させていただきます。
5口以上(10,000円以上)ご支援いただきました方へのお礼として、ご芳名を刻んだプレートを設置し、末永く顕彰させていただきます。
お申込単位
5口以上から芳名板へお名前を刻ませていただきます。
お申込方法 (下記のいずれかでお願いします)
(1)申込フォームへ入力して送信してください。
(2)申込書をダウンロードし、印刷したものにご記入の上、スキャンしたデータを下記電子メールアドレス宛てに(添付資料として)ご送信ください。
(3)申込書をダウンロードし、ご記入の上、FAXでお送りいただくか、総本山醍醐寺 寺務所までご持参ください。
お支払方法(下記のいずれかにて、お申込後にお支払をお願いします。)
(1)三菱UFJ銀行へ振込 (申込後、自動返信メール(若しくは本山からの各種ご返信)をご確認の後、振込をお願いします。)
(2)ゆうちょ銀行へ払込 (申込後、専用の払込用紙を郵送いたします。必ずそれをご利用ください。)
(3)総本山醍醐寺 寺務所へご持参
振込先
- 三菱UFJ銀行京都支店【普通】3993144宗教法人醍醐寺
- 三菱UFJ銀行 京都支店【普通】 3993144宗教法人醍醐寺
- ゆうちょ銀行【振替】01040-3-43301総本山醍醐寺
- ゆうちょ銀行【振替】 01040-3-43301総本山醍醐寺