醍醐寺について

寺宝/文化財

一千有余年の歴史を持つ醍醐寺は、木の文化・紙の文化の伝承の宝庫です。開山以来、僧侶、天皇、貴族、武家、民衆など、多くの人々の祈りの中にその歴史を育み、文化を伝承してきました。仏像、文書、絵画をはじめとする、古代、中世以来の貴重な寺宝は約15万点にも及びます。現在、建造物や諸堂に祀られている諸仏、諸尊以外の寺宝のほとんどは、総床面積千百坪の「霊宝館」に収められており、その一部を順次公開しています。

これらの膨大な寺宝は開山以来、歴代座主や無数の僧侶達の不断の活動と、多くの方々の祈りの中に尊重され、守り続けられてきました。明治維新期には、いわゆる「廃仏毀釈」により、京都・奈良を中心とする多くの寺院は、財源を求め、仏像や什物の譲渡を余儀なくされました。特に海外への流出が盛んに行われたのもこの時期です。醍醐寺も大きな試練に立たされましたが、醍醐寺は、一山に伝わる一切の宝物を一紙に至るまで流出させないことを旨として、困難な時期を乗り越えることができました。

明治38年(1905)からは、寺独自の努力で、文化財の調査・目録作成が始まりました。この努力は、年を追うごとに学術資料としての重要性を高く評価されるに至り、今日の「醍醐寺文化財研究所」の設立基盤、文化財管理の基礎となりました。さらに現在では、伝承される仏像、文書、工芸、建造物などすべての文化財について、データベース化を基に「醍醐寺文化財総合管理システム」の構築、併せ、文化財の調査をまとめて「醍醐寺叢書」を順次発刊するなど、文化財の積極的管理に努力しています。

このように長年守り続けられてきた寺宝のうち、国宝75,522点、重要文化財425点※が国の指定を受けており、平成6年(1994)には、「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されました。

※平成30(2018)年現在

金堂

五重塔

舞楽図屏風 重文

三宝院本堂 弥勒菩薩坐像

虚空蔵菩薩立像

如意輪観音坐像

不動明王坐像

弥勒菩薩坐像

薬師如来坐像