行事案内
2020/03/21
醍醐寺には多数の寺宝が伝わっており、毎年春と秋には特別展として、霊宝館(本館・平成館・仏像棟)にて順次公開しています。
平安時代より桜の名所である醍醐寺は、太閤・豊臣秀吉が催した慶長3年(1598)の「醍醐の花見」でも広く知られています。当時の醍醐寺座主・義演が記した『義演准后日記』(重文)からは、秀吉が境内に700本もの桜の植樹を指示したことや、金剛輪院(現在の三宝院)の再興の一つとして、自ら庭園の設計に携わったことが分かり、秀吉の力の入れようをうかがい知ることができます。
この盛大な花見から400年を契機に、日本画家・浜田泰介氏による三宝院の障壁画の制作が行われ、平成11年(1999)には、145面にも及ぶご奉納をいただきました。それ以来20年以上、ご参拝の皆様に感動を与えてまいりました。この偉業を讃え、本展では三宝院の障壁画をはじめとする浜田画伯の作品の数々をご紹介します。また、優美な印象で人気の高い『如意輪観音坐像』(重文)など、約81点(うち、国宝5点、重文21点)を展示いたします。 →春期特別展の案内パンフレットはこちらから 霊宝館春期チラシ表・霊宝館春期チラシ裏